⑦iShares:新興国大型・中型・小型株ETF【IEMG≫特徴|配当率|騰落率|リスク|解説】

Loading...

 

【 iShares≫特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 IEMG(新興国大型・中型・小型株)ETF

 はじめに記載内容の構成を説明します。   1ページ目は年間の分配金(配当金)、 騰落率(成長率)、 リスク(変動率)を示します。   2ページ目はGoogleのAIによる解説を対話形式で示します。    表示画面の機能を説明します。   画面右側の数字で各ページにジャンプします。   (エレベータの行先階ボタンと同じイメージです)   🔼🔽は上下にスクロールします。   (マウスのホイール操作やスクロールバーでの操作が面倒くさい場合にお使い下さい。)

【 特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 iShares Core MSCI Emerging Markets ETF

 ≪コア・サテライト戦略≫
 守りの資産(コア)と攻めの資産(サテライト)を判断する為、
 分配金利回り、騰落率、価格変動率(リスク)を調べる。

 IEMGは新興国大型・中型・小型株で構成されるETFです。  (新興国大型・中型・小型株が対象)/約2,700銘柄

iShares・IEMG:価格グラフ,期間:最大
 ※補足説明:  過去から現在の価格推移をグラフで確認する。

・各年の分配金と利回りの推移

「 表1. 年間の分配金利回りを示す。(通貨:米ドル) 」
各年 分配金 年末日付 価格 分配金利回り
2025 1.849 2025/12/31 67.22 2.75%
2024 1.672 2024/12/31 52.22 3.20%
2023 1.460 2023/12/29 50.58 2.88%
2022 1.263 2022/12/30 46.70 2.70%
2021 1.831 2021/12/31 59.86 3.06%
2020 1.159 2020/12/31 62.04 1.86%
2019 1.692 2019/12/31 53.76 3.14%
2018 1.300 2018/12/31 47.15 2.75%
2017 1.334 2017/12/29 56.90 2.34%
2016 0.966 2016/12/30 42.45 2.27%
2015 0.994 2015/12/31 39.39 2.52%
2014 1.083 2014/12/31 47.03 2.30%
2013 0.877 2013/12/31 49.81 1.76%
2012 0.112 2012/12/31 52.20 0.22%

※補足説明: 分配金利回り= 年間の分配金合計を年末価格で割った値を算出する。 目的は投資資金に対して単年で配当(分配金)がいくら貰えているか確認する。 但し、年毎の変動幅が有る為、将来の予測が立て難い。 2012年末からの年末価格の推移を確認する。 目的は分配金の額が同じでも価格が下落し、利回りが上昇する為。 ① 変化率:28.70%

・各年の平均年間利回りの推移

「 表2. 設定日からの平均年間分配金利回りの推移を示す。」
各年 分配金利回り 判断去年に対して分配金利回りの変動方向 平均年間 分配金利回り
2025 2.75% 下落↘ 2.41%
2024 3.20% 上昇↗ 2.38%
2023 2.88% 上昇↗ 2.31%
2022 2.70% 下落↘ 2.26%
2021 3.06% 上昇↗ 2.22%
2020 1.86% 下落↘ 2.13%
2019 3.14% 上昇↗ 2.16%
2018 2.75% 上昇↗ 2.02%
2017 2.34% 上昇↗ 1.90%
2016 2.27% 下落↘ 1.81%
2015 2.52% 上昇↗ 1.70%
2014 2.30% 上昇↗ 1.42%
2013 1.76% 上昇↗ 0.99%
2012 0.22% 0.22%

※補足説明: 分配金利回りの幾何平均(相乗平均)を算出する。 条件は設定日(2012/10/18)から上記、各年の12月末までの分配金利回りのみで算出する。 平均年間分配金利回り= 各年の分配金利回りを幾何平均(相乗平均)で算出する。 目的は将来予測として投資資金に対して年間で平均的に配当(分配金)がいくら貰えるか確認する。 ① 最小値:0.22%、② 最大値:2.41%、③ 平均値:1.85%、④ 中央値:2.08%

・各年の価格の推移

「 表3. 年間の年始、年末の価格と安値と高値を示す。(通貨:米ドル) 」
各年 年始日付 日付X高値or安値/年 日付Y高値or安値/年 年末日付 年始価格 価格X高値or安値/年 価格Y高値or安値/年 年末価格
2025 01/02 04/08 10/29 12/31 52.13 46.36 67.96 67.22
2024 01/02 01/17 10/07 12/31 49.95 46.15 57.66 52.22
2023 01/03 07/31 10/27 12/29 47.07 52.23 45.74 50.58
2022 01/03 01/12 10/24 12/30 60.21 62.07 41.91 46.70
2021 01/04 02/16 12/20 12/31 62.54 69.46 57.97 59.86
2020 01/02 03/23 12/30 12/31 54.87 36.22 62.10 62.04
2019 01/02 01/03 12/27 12/31 47.26 46.41 53.99 53.76
2018 01/02 01/26 10/29 12/31 58.00 62.69 45.85 47.15
2017 01/03 11/22 12/29 42.91 57.63 56.90
2016 01/04 01/20 09/22 12/30 38.39 34.69 46.30 42.45
2015 01/02 04/28 08/24 12/31 46.59 53.06 37.89 39.39
2014 01/02 02/03 09/05 12/31 48.07 44.66 54.89 47.03
2013 01/02 06/24 12/31 53.26 43.94 49.81
2012 10/22 11/14 12/31 49.11 47.23 52.20

※補足説明: 各年の年高値と年安値の価格推移を確認する。 目的は長期間のグラフでは単年の値動きが分かり難いので表で確認する。 但し、価格だけでは価格差(変動幅)が分かるだけなので、下記の表4.で騰落率を計算する。

・各年の騰落率の推移

「 表4. 年間の年始⇒(安値⇔高値)⇒年末の騰落率を示す。」
各年 騰落率X年始価格-価格X 判断1 騰落率X の状況 騰落率Y価格x-価格y 判断2 騰落率y の状況 騰落率 価格y-年末価格 判断3 騰落率の状況
2025 -11.06% 下落↘ 46.59% 上昇↗ -1.08% 下落↘
2024 -7.60% 下落↘ 24.94% 上昇↗ -9.43% 下落↘
2023 10.96% 上昇↗ -12.42% 下落↘ 10.58% 上昇↗
2022 3.08% 上昇↗ -32.47% 下落↘ 11.42% 上昇↗
2021 11.06% 上昇↗ -16.54% 下落↘ 3.26% 上昇↗
2020 -33.98% 下落↘ 71.45% 上昇↗ -0.09% 下落↘
2019 -1.79% 下落↘ 16.33% 上昇↗ -0.42% 下落↘
2018 8.08% 上昇↗ -26.86% 下落↘ 2.83% 上昇↗
2017 34.30% 上昇↗ -1.26% 下落↘
2016 -9.63% 下落↘ 33.46% 上昇↗ -8.31% 下落↘
2015 13.88% 上昇↗ -28.59% 下落↘ 3.95% 上昇↗
2014 -7.09% 下落↘ 22.90% 上昇↗ -14.31% 下落↘
2013 -17.49% 下落↘ 13.35% 上昇↗
2012 -3.82% 下落↘ 10.52% 上昇↗

※補足説明: 上記、表3.の単年の価格変動に対して騰落率の推移を確認する。 騰落率= 価格差(変動幅)を変化前の価格で割った値を算出する。 目的は投資に対する心構えを作り状況を想定して事前に準備する。 価格推移と騰落率推移の表からピンチの後にチャンスが見えてくる。

・各年の年間騰落率の推移

「 表5. 年間の年始⇒年末の騰落率を示す。(通貨:米ドル) 」
各年 年始日付 年始価格 年末日付 年末価格 騰落率 判断
2025 01/02 52.13 12/31 67.22 28.94% 上昇↗
2024 01/02 49.95 12/31 52.22 4.54% 上昇↗
2023 01/03 47.07 12/29 50.58 7.46% 上昇↗
2022 01/03 60.21 12/30 46.70 -22.44% 下落↘
2021 01/04 62.54 12/31 59.86 -4.29% 下落↘
2020 01/02 54.87 12/31 62.04 13.07% 上昇↗
2019 01/02 47.26 12/31 53.76 13.75% 上昇↗
2018 01/02 58.00 12/31 47.15 -18.71% 下落↘
2017 01/03 42.91 12/29 56.90 32.60% 上昇↗
2016 01/04 38.39 12/30 42.45 10.58% 上昇↗
2015 01/02 46.59 12/31 39.39 -15.45% 下落↘
2014 01/02 48.07 12/31 47.03 -2.16% 下落↘
2013 01/02 53.26 12/31 49.81 -6.48% 下落↘
2012 10/22 49.11 12/31 52.20 6.29% 上昇↗

※補足説明: 各年の年間の騰落率を確認する。 騰落率= 各年の年始価格と年末価格の価格差を年始価格で割った値を算出する。 目的は投資資金に対して年間でいくら儲かったか(損したか)を確認する。 但し、単年の運用成績の為、将来予測が立て難い。

・各年の平均年間成長率の推移

「 表6. 設定日からの平均年間成長率の推移を示す。」
各年 騰落率 判断年始価格に対しての変動方向 平均年間 成長率
2025 28.94% 上昇↗ 2.20%
2024 4.54% 上昇↗ 0.39%
2023 7.46% 上昇↗ 0.05%
2022 -22.44% 下落↘ -0.60%
2021 -4.29% 下落↘ 1.90%
2020 13.07% 上昇↗ 2.61%
2019 13.75% 上昇↗ 1.37%
2018 -18.71% 下落↘ -0.29%
2017 32.60% 上昇↗ 3.17%
2016 10.58% 上昇↗ -1.88%
2015 -15.45% 下落↘ -4.77%
2014 -2.16% 下落↘ -0.92%
2013 -6.48% 下落↘ -0.30%
2012 6.29% 上昇↗ 6.29%

※補足説明: 騰落率の幾何平均(相乗平均)を算出する。 条件は設定日(2012/10/18)から上記、各年の12月末までの騰落率のみで算出する。 平均年間成長率= 各年の騰落率を幾何平均(相乗平均)で算出する。 目的は将来予測として投資資金に対して年間で平均的にいくら儲かるか(損するか)を確認する。

・各年の価格変動率の推移

「 表7. 年間の価格変動に伴うリスク(リターン)の推移を示す。」
各年 年始日付 年末日付 変化率A日足変動率/年 判断A 変化率B週足変動率/年 判断B 変化率C月足変動率/年 判断C
2025 01/02 12/31 17.55% 下落↘ 16.28% 下落↘ 11.20% 下落↘
2024 01/02 12/31 15.23% 下落↘ 14.89% 下落↘ 12.06% 下落↘
2023 01/03 12/29 15.37% 下落↘ 16.33% 下落↘ 16.38% 下落↘
2022 01/03 12/30 22.94% 上昇↗ 19.91% 上昇↗ 19.37% 上昇↗
2021 01/04 12/31 17.63% 下落↘ 17.88% 下落↘ 12.42% 下落↘
2020 01/02 12/31 34.53% 上昇↗ 28.80% 上昇↗ 33.56% 上昇↗
2019 01/02 12/31 14.92% 下落↘ 14.02% 下落↘ 17.12% 上昇↗
2018 01/02 12/31 20.61% 上昇↗ 19.37% 上昇↗ 14.75% 下落↘
2017 01/03 12/29 11.94% 下落↘ 10.42% 下落↘ 7.53% 下落↘
2016 01/04 12/30 21.21% 上昇↗ 20.09% 上昇↗ 16.13% 下落↘
2015 01/02 12/31 20.52% 上昇↗ 22.18% 上昇↗ 19.86% 上昇↗
2014 01/02 12/31 14.84% 下落↘ 14.03% 下落↘ 15.85% 下落↘
2013 01/02 12/31 16.91% 下落↘ 14.26% 下落↘ 16.14% 下落↘
2012 10/22 12/31 12.89% 下落↘ 9.47% 下落↘

※補足説明: 設定日から去年12月末までの価格変動率(リスクとリターン)を年率で算出する。 目的は年間で平均的に価格変動率がある事を確認する。 条件は日足(営業日)の終値からヒストリカル・ボラティリティを算出する。 結果の変動率をそれぞれ判断基準 A、 B、 C とする。 日足の判断基準 A:19.41% / 年 週足の判断基準 B:17.92% / 年 月足の判断基準 C:17.06% / 年 価格の変動は日足より週足より月足の順で変動率は低下する。 ※上記表の変化率 A、 B、 C 算出条件 ・変化率 A は日足(営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。 ・変化率 B は週足(週末の営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。 ・変化率 C は月足(月初の営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。


【 特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 Google AI 解説

 はじめに作成経緯を記載します。   解説用スライド資料はGoogleアプリの" NotebookLM "を使用して作成しています。  資料内の数値は四半期や年毎に変わりますので概算(おおまかな値)として考えて下さい。  また、米国の運用会社の商品ですので通貨は米ドルです。   GoogleのAIが資料を解析して自動でスライド資料を作成しています。  どのような事が出来るのかテストを兼ねて使用しています。  運用商品の詳細は運用会社や証券会社のHPに記載されていますので調べて下さい。

IEMG:スライド資料

 Google AI 質問内容及び解説内容を示す。  A.質問内容①: 暴落からの回復局面で利益を最大化する為の戦略を提案してください。  Q.回答内容: ティッカーコード「IEMG」(iShares 新興国大型・中型・小型株 ETF)に関する資料のみを厳選し、過去のデータ(表1〜表7)に基づいた暴落・回復局面の分析と、利益を最大化するための運用戦略を提言いたします。 1. 暴落・回復パターンの解析 IEMGの下落局面とその後の回復傾向は以下の通りです。 最大の下落局面: 表4、2020年のコロナショック時には年始価格から安値までで-33.98%、2022年には高値から年末にかけて-32.47%という大幅な下落を記録しました。 回復パターン:表6、設定来(2012年〜)の平均年間成長率 2.20%(2025年末)が基礎となります。2020年の急落後には、安値から高値へ71.45%という極めて強力な反発を見せています。しかし、表3の価格推移を確認すると、2021年の高値(69.46ドル)から下落した後、2025年末時点(67.22ドル)でもその最高値を完全には更新できておらず、新興国市場特有の長期的な停滞と急回復が混在するパターンを示しています。 2. リスク・リターンの評価と最適なエントリータイミング 表7、価格変動率(リスク)を評価します。 日足変動率の判断基準が19.41%/年と算出されています。特に市場混乱期の2020年には34.53%まで急上昇しており、先進国市場よりも価格変動が大きくなる傾向があります。 エントリータイミングは、表4、騰落率が-15%から-20%を超えた局面、あるいは表7の月足変動率が歴史的平均の17.06%を大きく上回り、ボラティリティがピークを打った直後の安定期と考えられます。ベータ値(対S&P500)は0.68であり、米国市場との連動性を持ちつつも、新興国独自のサイクルで動いています。 3. 具体的な運用戦略 ① 運用戦略:ポートフォリオの24.20%を占める情報技術(TSMC、サムスン電子等)および20.72%の金融セクターが成長のエンジンです。約2,700銘柄に広範に分散されているため、先進国資産を「コア」とし、本銘柄をより高いリターンを狙う「サテライト」資産として10〜20%程度組み入れる戦略が推奨されます。 ② 一括購入か分割購入かの提言:日足リスクが約19%あり、新興国市場の不確実性を考慮すると、一括購入よりも12回〜24回程度の分割購入が適しています。これにより、カントリーリスクや為替変動リスクを時間的に分散することが可能です。 ③ リターンとリスクの関係性:平均年間成長率2.20% と、平均年間分配金利回り2.41% を合算した期待総リターンは年率約4.61%となります。これに対し、日足リスクが19.41% であることを踏まえると、リスクに対してリターンが控えめな局面もありますが、経費率が0.09%と極めて低いため、長期保有による複利効果の最大化が期待できます。 ④ 投資家ターゲットへの提言:「10年以上の長期視点で新興国のダイナミックな成長を享受したい投資家」や「低コストで広範な分散投資(大型・中型・小型株)を実現したい層」に最適です。 ⑤ 分配金による損失補填シミュレーション: 計算:仮に-20%の価格下落が発生した場合、これを「平均年間分配金利回り2.41%」と「平均年間成長率2.20%」の合算(4.61%)で補填すると、元本の回復には約4.34年を要します。 分析:構成銘柄の収益基盤(TSMC等)が強固であるため、分配金と緩やかな成長を組み合わせることで、4〜5年スパンでの回復は現実的なシナリオと言えます。 4. 結論 IEMGは、新興国の成長機会を0.09%という圧倒的な低コストで、小型株まで含む約2,700銘柄への分散投資を通じて捉えることができる「コア・サテライト戦略」に最適なETFです。高いボラティリティに対する忍耐は必要ですが、長期的な資産形成において有力な選択肢となります。 5. 備考 IEMGは小型株を含みつつ大幅に低コストである点が最大の特徴です。 中国(28.52%)、台湾(19.37%)、インド(16.47%)への集中度が高いため、アジア圏の地政学リスクには注意を払う必要があります。


 A.質問内容②:  「ボラティリティが想定を超えた場合の最大リスク(ワーストシナリオ)」について解説して下さい。  Q.回答内容: 1. 運用戦略への「反論」と「リスク」 「低コスト(0.09%)かつ広範な分散(約2,700銘柄)による新興国成長の享受」という戦略に対し、以下の批判的視点を提示します。 「広範な分散」の形骸化と特定地域への集中:銘柄数は約2,700と多いものの、時価総額加重平均を採用しているため、上位10銘柄で全体の25.91%を占めています。さらに、国・地域別では中国(28.52%)、台湾(19.37%)、インド(16.47%)、韓国(11.20%)の上位4カ国で全体の約75%を占めており、実態は「アジア圏への偏重投資」です。これら諸国の政治的緊張や地政学リスクが顕在化した場合、分散効果は機能せず、ポートフォリオ全体が甚大なダメージを受けるリスクがあります。 セクター構造の脆弱性:情報技術(24.20%)と金融(20.72%)で全体の約45%を占めています。これは景気感応度が極めて高い構造であり、世界的な金利変動やハイテク株の調整局面において、新興国特有のリスクと相まってボラティリティが過度に増幅される懸念があります。 リスクに対するリターン効率(シャープレシオ)の低さ:表7に示される日足の判断基準(リスク)が19.41%であるのに対し、表6の設定来の平均年間成長率は2.20%に留まっています。高い価格変動リスクを取っている割には、成長による恩恵が極めて限定的であり、投資効率の観点からは疑問が残ります。 2. ボラティリティが想定を超えた場合の最大リスク 表7、日足変動率を大幅に超えた場合のワーストシナリオは、2020年のコロナショック時のような市場パニックの再来です。 暴落時:表4、2020年には年始価格から安値にかけて -33.98% という壊滅的な下落を記録しました。また、2022年にも高値から年末にかけて -32.47% の大幅な下落が発生しています。この際、表7における年間の日足変動率は 34.53% まで急増しており、投資家の心理的・資金的許容範囲を容易に逸脱する可能性があります。 市場環境の想定:アジア圏における地政学リスク(台湾海峡の緊張等)が激化し、ポートフォリオの 9.33% を占める台湾セミコンダクター(TSMC) を筆頭としたサプライチェーンが寸断されるシナリオです。この場合、情報技術セクターの暴落と、新興国からの急激な資本逃避(為替安)が同時に発生し、円建てでの資産価値は -40% を超えて毀損する恐れがあります。 分配金による補填の限界:資産が -33.98% 毀損した場合、平均年間分配金利回り 2.41% [表2] のみでこの損失を埋めるには、価格の回復を考慮しない場合、計算上 約14年 を要します。インカムゲインのみに頼った損失補填戦略は、このような極端なボラティリティ局面では事実上破綻します。 3. 結論 IEMGは、新興国全体をカバーする「コア」資産としての体裁を整えていますが、その実態は特定国(中国・台湾)および特定セクター(IT・金融)への高い依存度の上に成り立つ高リスク資産です。市場混乱期には 19.41% という想定リスクを遥かに上回る 34%超 のボラティリティに晒され、短期間で資産の3割以上を失うワーストシナリオを常に内包していることを認識すべきです。 4. 備考 上記リスクを回避するためには、以下の補足アドバイスを検討してください。 「新興国以外」との相関係数の監視:ベータ値が 0.68 と市場(S&P500)より低いとはいえ、世界的なショック時には相関が高まる傾向があるため、債券や金(ゴールド)といった別相関資産との組み合わせを徹底してください。 機械的なロスカット基準の設定:表4の過去データに基づき、年初から価格が -20% を超えて下落した場合には、さらなるワーストシナリオ(-30%超)を回避するためにポジションを一時縮小する等の規律ある運用が推奨されます。 為替リスクの直視:新興国投資は「株価の下落」と「現地通貨安」が同時に進行する傾向が強いため、ドル建ての騰落率以上に日本円ベースでの目減りが激しくなる点に常に留意してください。


出  典: ブラックロック・ファンド・アドバイザーズのファクトシート及び運用報告書より。
注意事項: 最新でない場合があります、参考程度にご使用下さい。
本ウェブサイトに記載された情報に基づいて利用者がとった行動により、
利用者が何らかの損害を被ったとしても一切責任を負うものではありません。

動作説明:上下にスクロールします。
×
今注目:特定地域指数ETF一覧のリンクはこちら:
Next Post Previous Post