⑧iShares:新興国小型株ETF【EEMS≫特徴|配当率|騰落率|リスク|解説】

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【 iShares≫特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 EEMS(新興国小型株)ETF

 はじめに記載内容の構成を説明します。   1ページ目は年間の分配金(配当金)、 騰落率(成長率)、 リスク(変動率)を示します。   2ページ目はGoogleのAIによる解説を対話形式で示します。    表示画面の機能を説明します。   画面右側の数字で各ページにジャンプします。   (エレベータの行先階ボタンと同じイメージです)   🔼🔽は上下にスクロールします。   (マウスのホイール操作やスクロールバーでの操作が面倒くさい場合にお使い下さい。)

【 特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 iShares MSCI Emerging Markets Small-Cap ETF

 ≪コア・サテライト戦略≫
 守りの資産(コア)と攻めの資産(サテライト)を判断する為、
 分配金利回り、騰落率、価格変動率(リスク)を調べる。

 EEMSは新興国小型株で構成されるETFです。  (新興国小型株が対象)/約1,500銘柄

iShares・EEMS:価格グラフ,期間:最大
 ※補足説明:  過去から現在の価格推移をグラフで確認する。

・各年の分配金と利回りの推移

「 表1. 年間の分配金利回りを示す。(通貨:米ドル) 」
各年 分配金 年末日付 価格 分配金利回り
2025 2.083 2025/12/31 67.48 3.08%
2024 1.511 2024/12/31 58.14 2.59%
2023 1.556 2023/12/29 57.81 2.69%
2022 0.431 2022/12/30 48.28 0.89%
2021 2.143 2021/12/31 60.22 3.55%
2020 1.128 2020/12/31 52.81 2.13%
2019 1.196 2019/12/31 45.26 2.64%
2018 1.281 2018/12/31 41.81 3.06%
2017 1.314 2017/12/29 53.11 2.47%
2016 1.016 2016/12/30 40.44 2.51%
2015 0.952 2015/12/31 40.89 2.32%
2014 1.201 2014/12/31 45.00 2.66%
2013 1.024 2013/12/31 47.65 2.14%
2012 2.259 2012/12/31 47.30 4.77%
2011 0.453 2011/12/30 41.20 1.09%

※補足説明: 分配金利回り= 年間の分配金合計を年末価格で割った値を算出する。 目的は投資資金に対して単年で配当(分配金)がいくら貰えているか確認する。 但し、年毎の変動幅が有る為、将来の予測が立て難い。 2011年末からの年末価格の推移を確認する。 目的は分配金の額が同じでも価格が下落し、利回りが上昇する為。 ① 変化率:63.70%

・各年の平均年間利回りの推移

「 表2. 設定日からの平均年間分配金利回りの推移を示す。」
各年 分配金利回り 判断去年に対して分配金利回りの変動方向 平均年間 分配金利回り
2025 3.08% 上昇↗ 2.57%
2024 2.59% 下落↘ 2.53%
2023 2.69% 上昇↗ 2.53%
2022 0.89% 下落↘ 2.52%
2021 3.55% 上昇↗ 2.66%
2020 2.13% 下落↘ 2.58%
2019 2.64% 下落↘ 2.63%
2018 3.06% 上昇↗ 2.62%
2017 2.47% 下落↘ 2.56%
2016 2.51% 上昇↗ 2.58%
2015 2.32% 下落↘ 2.59%
2014 2.66% 上昇↗ 2.66%
2013 2.14% 下落↘ 2.66%
2012 4.77% 上昇↗ 2.92%
2011 1.09% 1.09%

※補足説明: 分配金利回りの幾何平均(相乗平均)を算出する。 条件は設定日(2011/8/16)から上記、各年の12月末までの分配金利回りのみで算出する。 平均年間分配金利回り= 各年の分配金利回りを幾何平均(相乗平均)で算出する。 目的は将来予測として投資資金に対して年間で平均的に配当(分配金)がいくら貰えるか確認する。 ① 最小値:1.09%、② 最大値:2.92%、③ 平均値:2.51%、④ 中央値:2.58%

・各年の価格の推移

「 表3. 年間の年始、年末の価格と安値と高値を示す。(通貨:米ドル) 」
各年 年始日付 日付X高値or安値/年 日付Y高値or安値/年 年末日付 年始価格 価格X高値or安値/年 価格Y高値or安値/年 年末価格
2025 01/02 04/08 11/03 12/31 58.06 48.91 67.76 67.48
2024 01/02 01/17 09/27 12/31 57.18 54.32 62.87 58.14
2023 01/03 12/14 12/29 48.39 58.31 57.81
2022 01/03 01/12 10/14 12/30 60.58 60.93 44.65 48.28
2021 01/04 01/29 11/12 12/31 53.68 52.74 63.07 60.22
2020 01/02 03/23 12/30 12/31 45.92 27.67 52.94 52.81
2019 01/02 04/17 08/14 12/31 41.96 46.29 40.24 45.26
2018 01/02 01/26 10/29 12/31 53.65 57.26 39.95 41.81
2017 01/03 12/29 40.69 53.11
2016 01/04 02/11 09/21 12/30 40.07 36.20 44.67 40.44
2015 01/02 05/20 08/24 12/31 44.71 51.86 37.24 40.89
2014 01/02 09/05 12/17 12/31 46.75 52.37 44.09 45.00
2013 01/02 05/09 08/28 12/31 48.93 51.45 42.70 47.65
2012 01/03 03/01 06/04 12/31 41.76 49.42 40.58 47.30
2011 08/18 08/31 10/04 12/30 49.00 50.25 39.60 41.20

※補足説明: 各年の年高値と年安値の価格推移を確認する。 目的は長期間のグラフでは単年の値動きが分かり難いので表で確認する。 但し、価格だけでは価格差(変動幅)が分かるだけなので、下記の表4.で騰落率を計算する。

・各年の騰落率の推移

「 表4. 年間の年始⇒(安値⇔高値)⇒年末の騰落率を示す。」
各年 騰落率X年始価格-価格X 判断1 騰落率X の状況 騰落率Y価格x-価格y 判断2 騰落率y の状況 騰落率 価格y-年末価格 判断3 騰落率の状況
2025 -15.75% 下落↘ 38.54% 上昇↗ -0.41% 下落↘
2024 -5.00% 下落↘ 15.74% 上昇↗ -7.52% 下落↘
2023 20.50% 上昇↗ -0.85% 下落↘
2022 0.57% 上昇↗ -26.71% 下落↘ 8.12% 上昇↗
2021 -1.75% 下落↘ 19.58% 上昇↗ -4.51% 下落↘
2020 -39.74% 下落↘ 91.32% 上昇↗ -0.24% 下落↘
2019 10.31% 上昇↗ -13.06% 下落↘ 12.47% 上昇↗
2018 6.72% 上昇↗ -30.23% 下落↘ 4.65% 上昇↗
2017 30.52% 上昇↗
2016 -9.65% 下落↘ 23.39% 上昇↗ -9.46% 下落↘
2015 15.99% 上昇↗ -28.19% 下落↘ 9.80% 上昇↗
2014 12.02% 上昇↗ -15.81% 下落↘ 2.06% 上昇↗
2013 5.15% 上昇↗ -17.00% 下落↘ 11.59% 上昇↗
2012 18.34% 上昇↗ -17.88% 下落↘ 16.55% 上昇↗
2011 2.55% 上昇↗ -21.19% 下落↘ 4.04% 上昇↗

※補足説明: 上記、表3.の単年の価格変動に対して騰落率の推移を確認する。 騰落率= 価格差(変動幅)を変化前の価格で割った値を算出する。 目的は投資に対する心構えを作り状況を想定して事前に準備する。 価格推移と騰落率推移の表からピンチの後にチャンスが見えてくる。

・各年の年間騰落率の推移

「 表5. 年間の年始⇒年末の騰落率を示す。(通貨:米ドル) 」
各年 年始日付 年始価格 年末日付 年末価格 騰落率 判断
2025 01/02 58.06 12/31 67.48 16.22% 上昇↗
2024 01/02 57.18 12/31 58.14 1.67% 上昇↗
2023 01/03 48.39 12/29 57.81 19.46% 上昇↗
2022 01/03 60.58 12/30 48.28 -20.30% 下落↘
2021 01/04 53.68 12/31 60.22 12.18% 上昇↗
2020 01/02 45.92 12/31 52.81 15.00% 上昇↗
2019 01/02 41.96 12/31 45.26 7.86% 上昇↗
2018 01/02 53.65 12/31 41.81 -22.06% 下落↘
2017 01/03 40.69 12/29 53.11 30.52% 上昇↗
2016 01/04 40.07 12/30 40.44 0.89% 上昇↗
2015 01/02 44.71 12/31 40.89 -8.54% 下落↘
2014 01/02 46.75 12/31 45.00 -3.74% 下落↘
2013 01/02 48.93 12/31 47.65 -2.61% 下落↘
2012 01/03 41.76 12/31 47.30 13.26% 上昇↗
2011 08/18 49.00 12/30 41.20 -15.91% 下落↘

※補足説明: 各年の年間の騰落率を確認する。 騰落率= 各年の年始価格と年末価格の価格差を年始価格で割った値を算出する。 目的は投資資金に対して年間でいくら儲かったか(損したか)を確認する。 但し、単年の運用成績の為、将来予測が立て難い。

・各年の平均年間成長率の推移

「 表6. 設定日からの平均年間成長率の推移を示す。」
各年 騰落率 判断年始価格に対しての変動方向 平均年間 成長率
2025 16.22% 上昇↗ 1.83%
2024 1.67% 上昇↗ 0.87%
2023 19.46% 上昇↗ 0.81%
2022 -20.30% 下落↘ -0.61%
2021 12.18% 上昇↗ 1.41%
2020 15.00% 上昇↗ 0.39%
2019 7.86% 上昇↗ -1.12%
2018 -22.06% 下落↘ -2.18%
2017 30.52% 上昇↗ 1.04%
2016 0.89% 上昇↗ -3.18%
2015 -8.54% 下落↘ -3.97%
2014 -3.74% 下落↘ -2.79%
2013 -2.61% 下落↘ -2.48%
2012 13.26% 上昇↗ -2.41%
2011 -15.91% 下落↘ -15.91%

※補足説明: 騰落率の幾何平均(相乗平均)を算出する。 条件は設定日(2011/8/16)から上記、各年の12月末までの騰落率のみで算出する。 平均年間成長率= 各年の騰落率を幾何平均(相乗平均)で算出する。 目的は将来予測として投資資金に対して年間で平均的にいくら儲かるか(損するか)を確認する。

・各年の価格変動率の推移

「 表7. 年間の価格変動に伴うリスク(リターン)の推移を示す。」
各年 年始日付 年末日付 変化率A日足変動率/年 判断A 変化率B週足変動率/年 判断B 変化率C月足変動率/年 判断C
2025 01/02 12/31 16.56% 下落↘ 14.64% 下落↘ 11.60% 下落↘
2024 01/02 12/31 12.73% 下落↘ 12.21% 下落↘ 7.97% 下落↘
2023 01/03 12/29 13.36% 下落↘ 13.42% 下落↘ 14.94% 下落↘
2022 01/03 12/30 19.64% 上昇↗ 17.09% 下落↘ 19.45% 上昇↗
2021 01/04 12/31 15.23% 下落↘ 15.56% 下落↘ 10.13% 下落↘
2020 01/02 12/31 32.80% 上昇↗ 33.02% 上昇↗ 41.60% 上昇↗
2019 01/02 12/31 13.55% 下落↘ 11.56% 下落↘ 13.92% 下落↘
2018 01/02 12/31 18.08% 下落↘ 17.17% 下落↘ 17.78% 下落↘
2017 01/03 12/29 11.48% 下落↘ 9.19% 下落↘ 7.33% 下落↘
2016 01/04 12/30 17.87% 下落↘ 17.20% 下落↘ 13.07% 下落↘
2015 01/02 12/31 20.82% 上昇↗ 20.99% 上昇↗ 20.22% 上昇↗
2014 01/02 12/31 12.74% 下落↘ 11.26% 下落↘ 12.58% 下落↘
2013 01/02 12/31 19.21% 上昇↗ 14.06% 下落↘ 13.99% 下落↘
2012 01/03 12/31 20.93% 上昇↗ 14.77% 下落↘ 21.06% 上昇↗
2011 08/18 12/30 36.65% 上昇↗ 35.89% 上昇↗ 58.74% 上昇↗

※補足説明: 設定日から去年12月末までの価格変動率(リスクとリターン)を年率で算出する。 目的は年間で平均的に価格変動率がある事を確認する。 条件は日足(営業日)の終値からヒストリカル・ボラティリティを算出する。 結果の変動率をそれぞれ判断基準 A、 B、 C とする。 日足の判断基準 A:18.74% / 年 週足の判断基準 B:17.41% / 年 月足の判断基準 C:18.82% / 年 価格の変動は日足より週足より月足の順で変動率は低下するところ、 週足より月足が上昇。 ※上記表の変化率 A、 B、 C 算出条件 ・変化率 A は日足(営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。 ・変化率 B は週足(週末の営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。 ・変化率 C は月足(月初の営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。


【 特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 Google AI 解説

 はじめに作成経緯を記載します。   解説用スライド資料はGoogleアプリの" NotebookLM "を使用して作成しています。  資料内の数値は四半期や年毎に変わりますので概算(おおまかな値)として考えて下さい。  また、米国の運用会社の商品ですので通貨は米ドルです。   GoogleのAIが資料を解析して自動でスライド資料を作成しています。  どのような事が出来るのかテストを兼ねて使用しています。  運用商品の詳細は運用会社や証券会社のHPに記載されていますので調べて下さい。

EEMS:スライド資料

 Google AI 質問内容及び解説内容を示す。  A.質問内容①: 暴落からの回復局面で利益を最大化する為の戦略を提案してください。  Q.回答内容: ティッカーコード「EEMS」(iShares 新興国小型株 ETF)に関する資料のみを厳選し、過去のデータ(表1〜表7)に基づいた暴落・回復局面の分析と、利益を最大化するための運用戦略を提言いたします。 1. 暴落・回復パターンの解析 EEMSの下落局面とその後の回復傾向は以下の通りです。 下落局面:表4、2020年のコロナショック時には年始価格から安値までで-39.74%という壊滅的な急落を記録しました。また、2022年には高値から安値にかけて-26.71%、2011年には高値から安値で-21.19%の下落を経験しています。 回復パターン:表6、設定来(2011年〜)の平均年間成長率 1.83%(2025年末時点)が基礎となります。表3の価格推移を見ると、2018年の高値(57.26ドル)から下落した後、その水準を明確に更新・維持するまでには、2021年(年末価格60.22ドル)まで約3年の期間を要しています。一方で、2020年の急落後には、安値から高値へ91.32%という凄まじい反発を見せる特性(ボラティリティの高さ)も確認できます。 2. リスク・リターンの評価と最適なエントリータイミング 表7、価格変動率(リスク)を評価します。 ボラティリティの特性:日足変動率の判断基準が18.74%/年と算出されています。特に設定初期の2011年には36.65%、コロナショックの2020年には32.80%まで上昇しており、小型株特有の激しい値動きに注意が必要です。 エントリータイミング:表4、高値から安値の騰落率は-20%から-30%を超えた局面、あるいは表7の月足変動率が平均の18.82%を大幅に上回り、市場のパニック売りが一巡したタイミングと考えられます。株式ベータ値(3年)が0.61と市場(S&P500)より低いため、米国株とは異なる独自のサイクルでの調整局面が絶好の機会となります。 3. 具体的な運用戦略 ① 運用戦略:ポートフォリオの24.43%を占めるインド、19.43%の台湾といった成長市場の小型株約1,600銘柄に分散投資する戦略をとります。先進国株主体のポートフォリオに対し、内需拡大の恩恵を受けやすい「次世代のグローバル企業」を取り込むサテライト資産として、資産全体の5〜10%程度を割り当てるのが有効です。 ② 一括購入か分割購入かの提言:3年標準偏差が12.47%であり、新興国小型株のボラティリティを考慮すると、一括購入よりも12回〜24回程度の分割購入を推奨します。これにより、2018年(-22.06%)や2022年(-20.30%)のような年間の大幅下落リスクを軽減できます。 ③ リターンとリスクの関係性:平均年間成長率1.83% と、平均年間分配金利回り2.51% を合算した期待総リターンは年率約4.34%となります。これに対し、日足リスクが18.74%であることを踏まえると、リスクに対して期待リターンが控えめな構造と言えますが、これは将来の数倍の成長を期待する「小型株プレミアム」への先行投資的な性格が強いと言えます。 ④ 投資家ターゲットへの提言:「短期的な価格変動を許容し、10年以上の時間軸で新興国の内需成長を取り込みたい中〜上級者」に適しています。特に、大型株中心の指数(EEM等)ではカバーしきれない、現地の隠れた優良企業へ投資したい層に向いています。 ⑤ 分配金による損失補填シミュレーション: 計算:仮に-20%の価格下落が発生した場合、これを「平均年間分配金利回り2.51%」と「平均年間成長率1.83%」の合算(4.34%)で補填すると、元本の回復には約4.61年を要します。 分析:約1,600銘柄に幅広く分散されており、個別企業の倒産リスクが抑制されているため、4〜5年程度のスパンで見れば中規模の暴落は分配金と成長の両面で十分に補填可能な、実現性の高い水準です。 4. 結論 EEMSは、新興国の未来を担う小型株に特化した「成長エンジン」としての役割を持つETFです。高いボラティリティと0.73%という相対的に高い経費率を許容しつつ、長期的な視点で先進国資産との分散効果を狙う投資家にとって、戦略的なサテライト資産となり得ます。 5. 備考 P/Eレシオ 16.24倍、P/Bレシオ 1.55倍と、ポートフォリオはややバリュー株に傾斜した特性を持っています。 台湾(半導体関連)の比率が上位10銘柄中6銘柄を占めており、特定の産業動向や地政学リスクに敏感である点に留意が必要です。 為替変動リスクについては、投資対象国の通貨が米ドルおよび日本円に対して下落した場合、資産価値が目減りする可能性があるため、注意喚起されています。


 A.質問内容②:  「ボラティリティが想定を超えた場合の最大リスク(ワーストシナリオ)」について解説して下さい。  Q.回答内容: 1. 運用戦略への「反論」と「リスク」 「新興国内需成長を取り込むサテライト戦略」に対し、以下の批判的視点を提示します。 成長効率の著しい低さ:表6、設定来(2011年〜2025年)の平均年間成長率は 1.83% という極めて低い水準に留まっています。これに対し、日足の判断基準となるボラティリティ(リスク)は 18.74%/年 に達しており、投資家が負っている巨大な価格変動リスクに対して、得られる成長リターンが全く見合っていない「ハイリスク・ローリターン」な構造であると言わざるを得ません。 特定地域への集中リスク:約1,600銘柄に分散されているものの、国別ではインド(24.43%)と台湾(19.43%)の2地域でポートフォリオの約44%を占めています。これは新興国全体の分散投資というよりも、インドの内需と台湾のハイテク産業への偏重投資であり、これら諸国の地政学リスクや政策変更が資産価値を直撃する極めて不安定な土台の上に成り立っています。 高コストによるリターンの浸食:経費率が 0.73% と高く設定されており、これは平均年間分配金利回り 2.51% の約3割を恒久的に削り続けることを意味します。長期保有において、このコストの重みは複利効果を著しく阻害します。 2. ボラティリティが想定を超えた場合の最大リスク 表7、日足変動率を大幅に超えた場合のワーストシナリオは、2020年のコロナショック時のような局面です。 暴落時:表4、2020年には年始価格から安値までで -39.74% という壊滅的な急落を記録しました。また、設定直後の2011年にも -21.19%、2022年にも -26.71% の下落を記録しており、数年おきに資産の2〜4割を失うリスクが常態化しています。 市場環境の想定:世界的な景気後退により、ポートフォリオの 17.59% を占める資本財セクター が受注減に見舞われ、同時に 16.70% の情報技術セクター が供給網の寸断(特に台湾情勢など)で暴落するシナリオです。小型株は流動性が低いため、パニック売りが発生した際の下落幅は大型株を遥かに凌駕します。 分配金による補填の限界:資産が -39.74% 毀損した場合、平均年間分配金利回り 2.51% のみでこの損失を埋めるには、価格成長を考慮しない場合、計算上 15.8年 という膨大な時間を要します。現在の平均年間成長率(1.83%)を加味しても約9年を要するため、インカムによる補填戦略は極端な局面では機能不全に陥ります。 3. 結論 EEMSは「新興国の未来」という魅力的な響きとは裏腹に、「高ボラティリティ、低成長、高コスト」という三重苦を内包した極めて難易度の高い資産です。市場がパニックに陥った際には 18.74% という想定リスクを無視して 30〜40%近い資産喪失 が発生し、その回復には投資家の忍耐を遥かに超える年月が必要になる可能性があることを、厳重に認識すべきです。 4. 備考 上記リスクを回避するためには、以下の補足アドバイスを検討してください。 為替リスクの二重苦:新興国通貨は市場不安時に米ドルおよび日本円に対して急落する傾向があるため、株価下落と通貨安のダブルパンチで円建て資産が急速に溶けるリスクを常に計算に入れてください。 台湾比率の監視:構成上位10銘柄のうち6銘柄が台湾企業(情報技術)である点に注目してください。これは実質的に台湾の半導体・ITセクターの動向に資産の運命を預けている状態であり、この分野のサイクル終了や有事の際には逃げ場がなくなるリスクがあります。 厳格な損切り設定:表4の騰落率に基づき、年初から価格が -20% を超えて下落した場合には、さらなる底掘り(-40%級)を想定し、一時的に撤退する等の規律ある運用が不可欠です。


出  典: ブラックロック・ファンド・アドバイザーズのファクトシート及び運用報告書より。
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