3️⃣VanEck:新興国中期国債(現地通貨建て)ETF【EMLC≫特徴|配当率|騰落率|リスク|解説】

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【 VanEck≫特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 新興国中期国債(現地通貨建て) ETF

 はじめに記載内容の構成を説明します。   1ページ目は年間の分配金(配当金)、 騰落率(成長率)、 リスク(変動率)を示します。   2ページ目はGoogleのAIによる解説を対話形式で示します。    表示画面の機能を説明します。   画面右側の数字で各ページにジャンプします。   (エレベータの行先階ボタンと同じイメージです)   🔼🔽は上下にスクロールします。   (マウスのホイール操作やスクロールバーでの操作が面倒くさい場合にお使い下さい。)

【 特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 VanEck JP Morgan EM Local Currency Bond ETF

 ≪コア・サテライト戦略≫
 守りの資産(コア)と攻めの資産(サテライト)を判断する為、
 分配金利回り、騰落率、価格変動率(リスク)を調べる。

 EMLCは新興国が発行する現地通貨建て国債で  平均残存期間が約7.6年のETFです。  (中期国債が対象)/約500債券

VanEck・EMLC:価格グラフ,期間:最大
 ※補足説明:  過去から現在の価格推移をグラフで確認する。

・各年の分配金と利回りの推移

「 表1. 年間の分配金利回りを示す。(通貨:米ドル) 」
各年 分配金 年末日付 価格 分配金利回り
2025 1.526 2025/12/31 25.82 5.91%
2024 1.515 2024/12/31 23.11 6.55%
2023 1.512 2023/12/29 25.35 5.96%
2022 1.376 2022/12/30 24.23 5.67%
2021 1.502 2021/12/31 28.60 5.25%
2020 1.629 2020/12/31 33.27 4.89%
2019 2.128 2019/12/31 34.01 6.25%
2018 2.145 2018/12/31 33.00 6.50%
2017 2.026 2017/12/29 37.96 5.33%
2016 1.870 2016/12/30 35.20 5.31%
2015 2.128 2015/12/31 34.00 6.25%
2014 2.534 2014/12/31 42.34 5.98%
2013 2.440 2013/12/31 47.10 5.18%
2012 2.234 2012/12/31 54.90 4.06%
2011 2.804 2011/12/30 49.02 5.72%
2010 0.974 2010/12/31 53.32 1.82%

※補足説明: 分配金利回り= 年間の分配金合計を年末価格で割った値を算出する。 目的は投資資金に対して単年で配当(分配金)がいくら貰えているか確認する。 但し、年毎の変動幅が有る為、将来の予測が立て難い。 2010年末からの年末価格の推移を確認する。 目的は分配金の額が同じでも価格が下落し、利回りが上昇する為。 ① 変化率:-51.60%

・各年の平均年間利回りの推移

「 表2. 設定日からの平均年間分配金利回りの推移を示す。」
各年 分配金利回り 判断去年に対して分配金利回りの変動方向 平均年間 分配金利回り
2025 5.91% 下落↘ 5.41%
2024 6.55% 上昇↗ 5.37%
2023 5.96% 上昇↗ 5.29%
2022 5.67% 上昇↗ 5.24%
2021 5.25% 上昇↗ 5.20%
2020 4.89% 下落↘ 5.20%
2019 6.25% 下落↘ 5.23%
2018 6.50% 上昇↗ 5.12%
2017 5.33% 上昇↗ 4.95%
2016 5.31% 下落↘ 4.89%
2015 6.25% 上昇↗ 4.82%
2014 5.98% 上昇↗ 4.54%
2013 5.18% 上昇↗ 4.18%
2012 4.06% 下落↘ 3.85%
2011 5.72% 上昇↗ 3.75%
2010 1.82% 1.82%

※補足説明: 分配金利回りの幾何平均(相乗平均)を算出する。 条件は設定日(2010/07/22)から上記、各年の12月末までの分配金利回りのみで算出する。 平均年間分配金利回り= 各年の分配金利回りを幾何平均(相乗平均)で算出する。 目的は将来予測として投資資金に対して年間で平均的に配当(分配金)がいくら貰えるか確認する。 ① 最小値:1.82%、② 最大値:5.41%、③ 平均値:4.68%、④ 中央値:5.04%

・各年の価格の推移

「 表3. 年間の年始、年末の価格と安値と高値を示す。(通貨:米ドル) 」
各年 年始日付 日付X高値or安値/年 日付Y高値or安値/年 年末日付 年始価格 価格X高値or安値/年 価格Y高値or安値/年 年末価格
2025 01/02 01/13 12/26 12/31 23.15 22.98 25.85 25.82
2024 01/02 09/26 12/31 25.15 25.50 23.11
2023 01/03 07/13 10/03 12/29 24.14 26.05 23.29 25.35
2022 01/03 02/16 10/24 12/30 28.53 29.13 22.46 24.23
2021 01/04 01/05 11/26 12/31 33.27 33.36 28.27 28.60
2020 01/02 03/19 12/31 34.07 26.65 33.27
2019 01/02 05/17 07/18 12/31 33.05 32.53 35.17 34.01
2018 01/02 01/24 09/05 12/31 38.36 39.64 31.60 33.00
2017 01/03 09/07 12/29 34.94 39.24 37.96
2016 01/04 01/20 08/18 12/30 33.70 32.74 38.72 35.20
2015 01/02 01/27 12/11 12/31 42.04 42.94 33.50 34.00
2014 01/02 07/23 12/16 12/31 46.84 49.12 41.48 42.34
2013 01/02 05/08 09/05 12/31 54.86 55.68 46.28 47.10
2012 01/03 06/01 12/31 49.54 48.48 54.90
2011 01/03 04/29 10/04 12/30 53.14 55.82 47.44 49.02
2010 07/23 11/04 12/31 50.90 55.92 53.32

※補足説明: 各年の年高値と年安値の価格推移を確認する。 目的は長期間のグラフでは単年の値動きが分かり難いので表で確認する。 但し、価格だけでは価格差(変動幅)が分かるだけなので、下記の表4.で騰落率を計算する。

・各年の騰落率の推移

「 表4. 年間の年始⇒(安値⇔高値)⇒年末の騰落率を示す。」
各年 騰落率X年始価格-価格X 判断1 騰落率X の状況 騰落率Y価格x-価格y 判断2 騰落率y の状況 騰落率 価格y-年末価格 判断3 騰落率の状況
2025 -0.73% 下落↘ 12.48% 上昇↗ -0.11% 下落↘
2024 1.39% 上昇↗ -9.37% 下落↘
2023 7.91% 上昇↗ -10.59% 下落↘ 8.84% 上昇↗
2022 2.10% 上昇↗ -22.89% 下落↘ 7.88% 上昇↗
2021 0.27% 上昇↗ -15.25% 下落↘ 1.16% 上昇↗
2020 -21.77% 下落↘ 24.84% 上昇↗
2019 -1.57% 下落↘ 8.11% 上昇↗ -3.29% 下落↘
2018 3.33% 上昇↗ -20.28% 下落↘ 4.43% 上昇↗
2017 12.30% 上昇↗ -3.26% 下落↘
2016 -2.84% 下落↘ 18.26% 上昇↗ -9.09% 下落↘
2015 2.14% 上昇↗ -21.98% 下落↘ 1.49% 上昇↗
2014 4.86% 上昇↗ -15.55% 下落↘ 2.07% 上昇↗
2013 1.49% 上昇↗ -16.88% 下落↘ 1.77% 上昇↗
2012 -2.13% 下落↘ 13.24% 上昇↗
2011 5.04% 上昇↗ -15.01% 下落↘ 3.33% 上昇↗
2010 9.86% 上昇↗ -4.64% 下落↘

※補足説明: 上記、表3.の単年の価格変動に対して騰落率の推移を確認する。 騰落率= 価格差(変動幅)を変化前の価格で割った値を算出する。 目的は投資に対する心構えを作り状況を想定して事前に準備する。 価格推移と騰落率推移の表からピンチの後にチャンスが見えてくる。

・各年の年間騰落率の推移

「 表5. 年間の年始⇒年末の騰落率を示す。(通貨:米ドル) 」
各年 年始日付 年始価格 年末日付 年末価格 騰落率 判断
2025 01/02 23.15 12/31 25.82 11.53% 上昇↗
2024 01/02 25.15 12/31 23.11 -8.11% 下落↘
2023 01/03 24.14 12/29 25.35 5.01% 上昇↗
2022 01/03 28.53 12/30 24.23 -15.07% 下落↘
2021 01/04 33.27 12/31 28.60 -14.03% 下落↘
2020 01/02 34.07 12/31 33.27 -2.31% 下落↘
2019 01/02 33.05 12/31 34.01 2.90% 上昇↗
2018 01/02 38.36 12/31 33.00 -13.97% 下落↘
2017 01/03 34.94 12/29 37.96 8.64% 上昇↗
2016 01/04 33.70 12/30 35.20 4.45% 上昇↗
2015 01/02 42.04 12/31 34.00 -19.12% 下落↘
2014 01/02 46.84 12/31 42.34 -9.60% 下落↘
2013 01/02 54.86 12/31 47.10 -14.14% 下落↘
2012 01/03 49.54 12/31 54.90 10.81% 上昇↗
2011 01/03 53.14 12/30 49.02 -7.75% 下落↘
2010 07/23 50.90 12/31 53.32 4.75% 上昇↗

※補足説明: 各年の年間の騰落率を確認する。 騰落率= 各年の年始価格と年末価格の価格差を年始価格で割った値を算出する。 目的は投資資金に対して年間でいくら儲かったか(損したか)を確認する。 但し、単年の運用成績の為、将来予測が立て難い。

・各年の平均年間成長率の推移

「 表6. 設定日からの平均年間成長率の推移を示す。」
各年 騰落率 判断年始価格に対しての変動方向 平均年間 成長率
2025 11.53% 上昇↗ -4.02%
2024 -8.11% 下落↘ -4.98%
2023 5.01% 上昇↗ -4.75%
2022 -15.07% 下落↘ -5.46%
2021 -14.03% 下落↘ -4.62%
2020 -2.31% 下落↘ -3.71%
2019 2.90% 上昇↗ -3.85%
2018 -13.97% 下落↘ -4.57%
2017 8.64% 上昇↗ -3.33%
2016 4.45% 上昇↗ -4.93%
2015 -19.12% 下落↘ -6.41%
2014 -9.60% 下落↘ -3.63%
2013 -14.14% 下落↘ -2.08%
2012 10.81% 上昇↗ 2.31%
2011 -7.75% 下落↘ -1.70%
2010 4.75% 上昇↗ 4.75%

※補足説明: 騰落率の幾何平均(相乗平均)を算出する。 条件は設定日(2010/07/22)から上記、各年の12月末までの騰落率のみで算出する。 平均年間成長率= 各年の騰落率を幾何平均(相乗平均)で算出する。 目的は将来予測として投資資金に対して年間で平均的にいくら儲かるか(損するか)を確認する。 直近4年間の平均年間成長率:-2.22% / 年

・各年の価格変動率の推移

「 表7. 年間の価格変動に伴うリスク(リターン)の推移を示す。」
各年 年始日付 年末日付 変化率A日足変動率/年 判断A 変化率B週足変動率/年 判断B 変化率C月足変動率/年 判断C
2025 01/02 12/31 7.33% 下落↘ 6.53% 下落↘ 4.54% 下落↘
2024 01/02 12/31 7.79% 下落↘ 7.41% 下落↘ 7.94% 下落↘
2023 01/03 12/29 8.94% 下落↘ 9.12% 下落↘ 11.37% 下落↘
2022 01/03 12/30 13.30% 上昇↗ 13.42% 上昇↗ 13.49% 上昇↗
2021 01/04 12/31 8.16% 下落↘ 7.91% 下落↘ 7.72% 下落↘
2020 01/02 12/31 15.77% 上昇↗ 19.27% 上昇↗ 21.17% 上昇↗
2019 01/02 12/31 8.05% 下落↘ 7.30% 下落↘ 9.97% 下落↘
2018 01/02 12/31 9.74% 下落↘ 9.66% 下落↘ 13.92% 上昇↗
2017 01/03 12/29 7.62% 下落↘ 6.49% 下落↘ 5.86% 下落↘
2016 01/04 12/30 12.98% 上昇↗ 12.50% 上昇↗ 14.23% 上昇↗
2015 01/02 12/31 10.36% 上昇↗ 12.31% 上昇↗ 9.48% 下落↘
2014 01/02 12/31 8.18% 下落↘ 8.42% 下落↘ 8.69% 下落↘
2013 01/02 12/31 10.57% 上昇↗ 10.77% 上昇↗ 11.70% 下落↘
2012 01/03 12/31 8.20% 下落↘ 8.50% 下落↘ 12.81% 上昇↗
2011 01/03 12/30 12.96% 上昇↗ 12.98% 上昇↗ 16.18% 上昇↗
2010 07/23 12/31 9.26% 下落↘ 9.66% 下落↘ 12.29% 上昇↗

※補足説明: 設定日から去年12月末までの価格変動率(リスクとリターン)を年率で算出する。 目的は年間で平均的に価格変動率がある事を確認する。 条件は日足(営業日)の終値からヒストリカル・ボラティリティを算出する。 結果の変動率をそれぞれ判断基準 A、 B、 C とする。 日足の判断基準 A:10.25% / 年 週足の判断基準 B:10.62% / 年 月足の判断基準 C:11.81% / 年 価格の変動は日足より週足より月足の順で変動率は低下するところ、 月足が最も高い。 ※上記表の変化率 A、 B、 C 算出条件 ・変化率 A は日足(営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。 ・変化率 B は週足(週末の営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。 ・変化率 C は月足(月初の営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。


【 特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 Google AI 解説

 はじめに作成経緯を記載します。   解説用スライド資料はGoogleアプリの" NotebookLM "を使用して作成しています。  資料内の数値は四半期や年毎に変わりますので概算(おおまかな値)として考えて下さい。  また、米国の運用会社の商品ですので通貨は米ドルです。   GoogleのAIが資料を解析して自動でスライド資料を作成しています。  どのような事が出来るのかテストを兼ねて使用しています。  運用商品の詳細は運用会社や証券会社のHPに記載されていますので調べて下さい。

EMLC:スライド資料

 Google AI 質問内容及び解説内容を示す。  A.質問内容①: 暴落からの回復局面で利益を最大化する為の戦略を提案してください。  Q.回答内容: ティッカーコード「EMLC」(VanEck 新興国中期国債(現地通貨建て) ETF)に関する資料のみを厳選し、過去のデータ(表1〜表7)に基づいた運用戦略を提言いたします。 1. 金利感応度と「過去の再現性」解析 過去のデータ、金利上昇局面で価格が大きく下落した時期として2022年が挙げられます。表3・表4、2022年の高値(29.13ドル)から安値(22.46ドル)の騰落率は -22.89%でした。 金利感応度分析: 実効デュレーションが5.16年であるため、市場金利が1%低下した場合、理論上5.16%の価格上昇が期待できます。 過去との類似性: 利回りの劇的な変化が価格に与える影響を検討すると、2007年から2010年にかけての米国の利下げ局面(米国短期国債02年の短期金利が4%台から0%台へ急低下した時期)は債券価格の強力な押し上げ要因となりました。現在のEMLCの分配金利回り(2025年:5.91%)は、設定来の平均値(4.68%)を上回っており、過去の金利高止まり局面から反転するタイミングに類似した魅力的な水準にあります。 2. リスク・リターンの評価 金利の不透明感が高いボラティリティ上昇期、価格変動は激しくなります。表7、2020年のパンデミック時(日足変動率 15.77%)や2022年の利上げ局面(日足変動率 13.30%)にリスクが急増しました。 最適なエントリータイミングは、これらボラティリティのピークアウトが確認され、表5の年間騰落率が回復基調に転じた局面です。分配金は2010年の設定来、毎月安定して支払われており、価格変動時のインカム収益が投資家の心理的支えとなります。 3. アドバイス ① 「3つの金利シナリオ」による予測分析 パターンA(2007-2010年型): 高金利から一気に低下する場合、5.16年のデュレーションを活かし、最大級のキャピタルゲインを狙えます。 パターンB(正常化型): 緩やかな利下げ局面、分配金利回り5%台を確保しつつ、表6の平均年間成長率が -4.02% 程度で推移するなかでの「インカムと成長の両立」を図ります。 パターンC(高止まり型): 高金利が継続する場合、高い分配金利回りの再投資戦略が有効です。表1、2025年の5.91%という利回りを活用し、保有枚数を増やす戦略をとります。 ② 「金利低下を味方につける」戦略: 金利サイクルの転換点を控え、株式との逆相関が期待できる債券へのシフトを提言します。現在は「守り」の段階ですが、利下げが明確になれば、分配金によるリバランスを行い、リスク許容度の範囲内で「攻め」の比率を高める具体的な計画が有効です。 ③ インカム収益の最大化: 現在の30日SEC利回りは5.92%であり、過去の平均年間分配金利回り4.68%を上回っています。価格変動リスクを回避しつつインカムを確実に確保するため、3〜6回程度の分割購入を推奨します。これにより、取得単価を安定させつつ高利回りを享受できます。 ④ ターゲット適合性の評価: 「将来の金利低下で利益を得たい」投資家にとって、EMLCは有力な解決策となり得ます。 インカム補填の算出: 2022年の大幅下落(騰落率 -15.07%)を想定した場合、現在の分配金利回り(5.91%)から年間経費(0.30%)と平均年間成長率( -4.02%)を引いた実質利回り1.59%で計算すると、約9.5年のインカム収益で元本の損失をカバーできる計算になります。 トータルリターンの数値の罠 運用会社の資料、分配金を再投資した「トータルリターン」が強調されますが、投資初心者には注意が必要です。実際には、毎月の分配金額がETF1株の価格を下回る場合、その分配金のみで即座に再投資を行うことはできません。また、少額の再投資を繰り返すと購入手数料が割高になり、実効的なリターンを押し下げるリスクを含んでいます。 結論 EMLCは、新興国の成長をインカムとして享受しつつ、将来の金利低下局面で価格上昇を狙える「潜在的な利益の源泉」です。ポートフォリオの収益性を高めるための重要なサテライト資産として機能するでしょう。


 A.質問内容②:  「ボラティリティが想定を超えた場合の最大リスク(ワーストシナリオ)」について解説して下さい。  Q.回答内容: 1. 運用戦略への「反論」と「リスク」 EMLCの分析で提示した「利下げ局面でのキャピタルゲイン享受」および「高利回りの再投資」という運用戦略に対し、以下の欠点を指摘します。 長期的な元本毀損の常態化: 表6、設定来の平均年間成長率は -4.02% (2025年末)であり、長期的に元本が削られ続けています。表2、2010年末からの価格変化率は -51.60% に達しており、分配金(インカム)が元本の減少(キャピタルロス)を相殺しきれていない事実を直視すべきです。 為替リスクによるリターンの消失: 本銘柄は「現地通貨建て」債券に投資するため、新興国の金利低下(債券価格上昇)が期待できる局面でも、同時進行で現地通貨が米ドルに対して安くなれば、円建て・ドル建てのリターンはマイナスになります。表5の年間騰落率が 2021年(-14.03%)や2022年(-15.07%)と連続して大幅なマイナスを記録しているのは、この為替要因と信用スプレッドの影響を強く受けているためです。 再投資効率の著しい低さ: 毎月分配型ですが、1株価格に対し、1株あたりの分配金は極めて少額です。少額投資家の場合、分配金のみで即座に1株を買い増す(複利効果を得る)ことが物理的に不可能であり、キャッシュとして滞留する期間の機会損失が発生します。 2. ボラティリティが想定を超えた場合の最大リスク 価格変動率(ボラティリティ)が想定(日足変動率の過去平均 10.25%)を超えた場合の最大リスク(ワーストシナリオ)は、世界的な信用収縮に伴う「現地通貨の暴落と債券の投げ売りによる流動性消失」です。 最大下落率の具体的数値: 表4、2022年には高値から安値にかけて -22.89% の下落を記録しました。また、2015年には年間で -19.12% の元本欠損が発生しています。 ボラティリティの急騰: 表7、2020年のパンデミックショック時には日足変動率が 15.77% 、月足では 21.17% という極めて高い数値を記録しました。 市場環境の想定: 投資対象の 35.4% は非投資適格(ハイイールド)債 で構成されています。米国金利の急騰や新興国からの資金逃避(キャピタル・フライト)が同時に発生した場合、これら高リスク国のデフォルト懸念が連鎖し、短期間で資産価値の 30% 以上を失う可能性があります。 3. 結論 EMLCは「債券」という安全資産のイメージとは裏腹に、表6の平均年間成長率 -4.02% が示す通り、保有し続けるだけで元本が目減りするリスクが非常に高い銘柄です。インカム収益(表2:平均4.68%)は、この元本の減少を補填するのにかろうじて足りる程度であり、ボラティリティが急増する局面では、投資家の期待する「安定した収益」を大きく裏切る危険性があります。 4. 備考 リスクを回避するための補足アドバイス: ボラティリティ指標のモニタリング: 表7の日足変動率が過去平均の 10% を超え、2022年のように 13% 台 に乗った場合は、機械的に保有比率を下げるリスク管理が必要です。 エントリーの厳選: 表5の年間騰落率が -15% 程度まで売り込まれた「ピンチ」の後、ボラティリティの低下を確認してからエントリーすることで、高値掴みを回避してください。 インカムの性質を再定義: 本銘柄の分配金は「資産の成長」ではなく、長期的な価格下落傾向を鑑みると「投資元本の払い戻し(元本払戻金)」に近い性質を含んでいると理解し、資産形成の主軸ではなく、あくまで一時的なキャッシュフローを得るための限定的な利用に留めるべきです。


出  典: VanEck Associates Corporation のファクトシート及び運用報告書より。
注意事項: 最新でない場合があります、参考程度にご使用下さい。
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利用者が何らかの損害を被ったとしても一切責任を負うものではありません。

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