③WisdomTree:新興国中期総合債券ETF【ELD≫特徴|配当率|騰落率|リスク|解説】

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【 WisdomTree≫特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 新興国中期総合債券 ETF

 はじめに記載内容の構成を説明します。   1ページ目は年間の分配金(配当金)、 騰落率(成長率)、 リスク(変動率)を示します。   2ページ目はGoogleのAIによる解説を対話形式で示します。    表示画面の機能を説明します。   画面右側の数字で各ページにジャンプします。   (エレベータの行先階ボタンと同じイメージです)   🔼🔽は上下にスクロールします。   (マウスのホイール操作やスクロールバーでの操作が面倒くさい場合にお使い下さい。)

【 特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 WisdomTree Emerging Markets Local Debt Fund

 ≪コア・サテライト戦略≫
 守りの資産(コア)と攻めの資産(サテライト)を判断する為、
 分配金利回り、騰落率、価格変動率(リスク)を調べる。

 ELDは新興国・政府関連機関が発行する  国債・債券(現地通貨建て)で運用するETFです。  平均残存期間が約6.9年、平均デュレーションが約4.5年  (新興国中期総合債券が対象)/約170債券

WisdomTree・ELD:価格グラフ,期間:最大
 ※補足説明:  過去から現在の価格推移をグラフで確認する。

・各年の分配金と利回りの推移

「 表1. 年間の分配金利回りを示す。(通貨:米ドル) 」
各年 分配金 年末日付 価格 分配金利回り
2025 1.570 2025/12/31 29.20 5.37%
2024 1.460 2024/12/31 25.14 5.80%
2023 1.240 2023/12/29 28.07 4.41%
2022 1.365 2022/12/30 25.83 5.28%
2021 1.495 2021/12/31 29.97 4.98%
2020 1.635 2020/12/31 34.79 4.69%
2019 1.770 2019/12/31 35.94 4.92%
2018 2.110 2018/12/31 33.50 6.29%
2017 1.800 2017/12/29 38.45 4.68%
2016 1.740 2016/12/30 35.77 4.86%
2015 1.750 2015/12/31 34.28 5.10%
2014 1.800 2014/12/31 41.60 4.32%
2013 1.794 2013/12/31 46.02 3.89%
2012 2.076 2012/12/31 53.46 3.88%
2011 2.328 2011/12/30 48.64 4.78%
2010 0.883 2010/12/31 52.01 1.69%

※補足説明: 分配金利回り= 年間の分配金合計を年末価格で割った値を算出する。 目的は投資資金に対して単年で配当(分配金)がいくら貰えているか確認する。 但し、年毎の変動幅が有る為、将来の予測が立て難い。 2010年末からの年末価格の推移を確認する。 目的は分配金の額が同じでも価格が下落し、利回りが上昇する為。 ① 変化率:-43.90%

・各年の平均年間利回りの推移

「 表2. 設定日からの平均年間分配金利回りの推移を示す。」
各年 分配金利回り 判断去年に対して分配金利回りの変動方向 平均年間 分配金利回り
2025 5.37% 下落↘ 4.68%
2024 5.80% 上昇↗ 4.63%
2023 4.41% 下落↘ 4.55%
2022 5.28% 上昇↗ 4.56%
2021 4.98% 上昇↗ 4.50%
2020 4.69% 下落↘ 4.46%
2019 4.92% 下落↘ 4.44%
2018 6.29% 上昇↗ 4.38%
2017 4.68% 下落↘ 4.15%
2016 4.86% 下落↘ 4.07%
2015 5.10% 上昇↗ 3.94%
2014 4.32% 上昇↗ 3.71%
2013 3.89% 上昇↗ 3.56%
2012 3.88% 下落↘ 3.44%
2011 4.78% 上昇↗ 3.23%
2010 1.69% 1.69%

※補足説明: 分配金利回りの幾何平均(相乗平均)を算出する。 条件は設定日(2010/08/09)から上記、各年の12月末までの分配金利回りのみで算出する。 平均年間分配金利回り= 各年の分配金利回りを幾何平均(相乗平均)で算出する。 目的は将来予測として投資資金に対して年間で平均的に配当(分配金)がいくら貰えるか確認する。 ① 最小値:1.69%、② 最大値:4.68%、③ 平均値:4.00%、④ 中央値:4.27%

・各年の価格の推移

「 表3. 年間の年始、年末の価格と安値と高値を示す。(通貨:米ドル) 」
各年 年始日付 日付X高値or安値/年 日付Y高値or安値/年 年末日付 年始価格 価格X高値or安値/年 価格Y高値or安値/年 年末価格
2025 01/02 04/08 12/31 25.26 24.43 29.20
2024 01/02 07/01 12/31 27.73 25.11 25.14
2023 01/03 07/28 10/05 12/29 25.70 28.44 25.13 28.07
2022 01/03 02/16 11/03 12/30 29.91 30.31 23.94 25.83
2021 01/04 01/05 11/26 12/31 34.80 34.86 29.51 29.97
2020 01/02 01/10 03/18 12/31 35.94 35.98 27.36 34.79
2019 01/02 05/17 07/18 12/31 33.62 33.47 36.25 35.94
2018 01/02 02/01 09/11 12/31 38.89 40.02 31.80 33.50
2017 01/03 09/07 12/29 35.51 39.62 38.45
2016 01/04 01/20 08/18 12/30 33.94 32.92 38.73 35.77
2015 01/02 02/03 12/11 12/31 41.34 42.30 33.85 34.28
2014 01/02 07/09 12/16 12/31 45.62 48.05 40.60 41.60
2013 01/02 05/08 09/03 12/31 53.71 54.14 45.37 46.02
2012 01/03 06/01 12/20 12/31 49.12 48.39 53.61 53.46
2011 01/03 08/01 09/22 12/30 52.12 54.42 47.20 48.64
2010 08/09 08/13 11/04 12/31 50.52 50.32 54.00 52.01

※補足説明: 各年の年高値と年安値の価格推移を確認する。 目的は長期間のグラフでは単年の値動きが分かり難いので表で確認する。 但し、価格だけでは価格差(変動幅)が分かるだけなので、下記の表4.で騰落率を計算する。

・各年の騰落率の推移

「 表4. 年間の年始⇒(安値⇔高値)⇒年末の騰落率を示す。」
各年 騰落率X年始価格-価格X 判断1 騰落率X の状況 騰落率Y価格x-価格y 判断2 騰落率y の状況 騰落率 価格y-年末価格 判断3 騰落率の状況
2025 -3.28% 下落↘ 19.52% 上昇↗
2024 -9.44% 下落↘ 0.11% 上昇↗
2023 10.66% 上昇↗ -11.63% 下落↘ 11.69% 上昇↗
2022 1.33% 上昇↗ -21.01% 下落↘ 7.89% 上昇↗
2021 0.17% 上昇↗ -15.34% 下落↘ 1.55% 上昇↗
2020 0.11% 上昇↗ -23.95% 下落↘ 27.15% 上昇↗
2019 -0.44% 下落↘ 8.30% 上昇↗ -0.85% 下落↘
2018 2.90% 上昇↗ -20.53% 下落↘ 5.34% 上昇↗
2017 11.57% 上昇↗ -2.95% 下落↘
2016 -3.00% 下落↘ 17.64% 上昇↗ -7.64% 下落↘
2015 2.32% 上昇↗ -19.97% 下落↘ 1.27% 上昇↗
2014 5.32% 上昇↗ -15.50% 下落↘ 2.46% 上昇↗
2013 0.80% 上昇↗ -16.19% 下落↘ 1.43% 上昇↗
2012 -1.48% 下落↘ 10.78% 上昇↗ -0.27% 下落↘
2011 4.41% 上昇↗ -13.26% 下落↘ 3.05% 上昇↗
2010 -0.39% 下落↘ 7.31% 上昇↗ -3.68% 下落↘

※補足説明: 上記、表3.の単年の価格変動に対して騰落率の推移を確認する。 騰落率= 価格差(変動幅)を変化前の価格で割った値を算出する。 目的は投資に対する心構えを作り状況を想定して事前に準備する。 価格推移と騰落率推移の表からピンチの後にチャンスが見えてくる。

・各年の年間騰落率の推移

「 表5. 年間の年始⇒年末の騰落率を示す。(通貨:米ドル) 」
各年 年始日付 年始価格 年末日付 年末価格 騰落率 判断
2025 01/02 25.26 12/31 29.20 15.59% 上昇↗
2024 01/02 27.73 12/31 25.14 -9.34% 下落↘
2023 01/03 25.70 12/29 28.07 9.22% 上昇↗
2022 01/03 29.91 12/30 25.83 -13.64% 下落↘
2021 01/04 34.80 12/31 29.97 -13.87% 下落↘
2020 01/02 35.94 12/31 34.79 -3.19% 下落↘
2019 01/02 33.62 12/31 35.94 6.90% 上昇↗
2018 01/02 38.89 12/31 33.50 -13.85% 下落↘
2017 01/03 35.51 12/29 38.45 8.27% 上昇↗
2016 01/04 33.94 12/30 35.77 5.39% 上昇↗
2015 01/02 41.34 12/31 34.28 -17.07% 下落↘
2014 01/02 45.62 12/31 41.60 -8.81% 下落↘
2013 01/02 53.71 12/31 46.02 -14.31% 下落↘
2012 01/03 49.12 12/31 53.46 8.83% 上昇↗
2011 01/03 52.12 12/30 48.64 -6.67% 下落↘
2010 08/09 50.52 12/31 52.01 2.94% 上昇↗

※補足説明: 各年の年間の騰落率を確認する。 騰落率= 各年の年始価格と年末価格の価格差を年始価格で割った値を算出する。 目的は投資資金に対して年間でいくら儲かったか(損したか)を確認する。 但し、単年の運用成績の為、将来予測が立て難い。

・各年の平均年間成長率の推移

「 表6. 設定日からの平均年間成長率の推移を示す。」
各年 騰落率 判断年始価格に対しての変動方向 平均年間 成長率
2025 15.59% 上昇↗ -3.28%
2024 -9.34% 下落↘ -4.42%
2023 9.22% 上昇↗ -4.06%
2022 -13.64% 下落↘ -5.01%
2021 -13.87% 下落↘ -4.25%
2020 -3.19% 下落↘ -3.33%
2019 6.90% 上昇↗ -3.34%
2018 -13.85% 下落↘ -4.42%
2017 8.27% 上昇↗ -3.17%
2016 5.39% 上昇↗ -4.70%
2015 -17.07% 下落↘ -6.28%
2014 -8.81% 下落↘ -3.96%
2013 -14.31% 下落↘ -2.71%
2012 8.83% 上昇↗ 1.50%
2011 -6.67% 下落↘ -1.98%
2010 2.94% 上昇↗ 2.94%

※補足説明: 騰落率の幾何平均(相乗平均)を算出する。 条件は設定日(2010/08/09)から上記、各年の12月末までの騰落率のみで算出する。 平均年間成長率= 各年の騰落率を幾何平均(相乗平均)で算出する。 目的は将来予測として投資資金に対して年間で平均的にいくら儲かるか(損するか)を確認する。 直近4年間の平均年間成長率:-0.29% / 年

・各年の価格変動率の推移

「 表7. 年間の価格変動に伴うリスク(リターン)の推移を示す。」
各年 年始日付 年末日付 変化率A日足変動率/年 判断A 変化率B週足変動率/年 判断B 変化率C月足変動率/年 判断C
2025 01/02 12/31 11.26% 上昇↗ 7.41% 下落↘ 6.76% 下落↘
2024 01/02 12/31 12.65% 上昇↗ 10.66% 上昇↗ 8.02% 下落↘
2023 01/03 12/29 10.91% 上昇↗ 9.54% 下落↘ 11.52% 上昇↗
2022 01/03 12/30 13.71% 上昇↗ 12.99% 上昇↗ 13.60% 上昇↗
2021 01/04 12/31 8.58% 下落↘ 8.31% 下落↘ 7.41% 下落↘
2020 01/02 12/31 18.78% 上昇↗ 21.18% 上昇↗ 21.08% 上昇↗
2019 01/02 12/31 8.06% 下落↘ 6.89% 下落↘ 8.82% 下落↘
2018 01/02 12/31 9.51% 下落↘ 8.04% 下落↘ 13.11% 上昇↗
2017 01/03 12/29 7.29% 下落↘ 6.06% 下落↘ 5.38% 下落↘
2016 01/04 12/30 11.93% 上昇↗ 11.47% 上昇↗ 13.74% 上昇↗
2015 01/02 12/31 9.97% 下落↘ 11.26% 上昇↗ 9.23% 下落↘
2014 01/02 12/31 7.67% 下落↘ 7.56% 下落↘ 8.68% 下落↘
2013 01/02 12/31 8.86% 下落↘ 10.80% 上昇↗ 10.37% 下落↘
2012 01/03 12/31 6.90% 下落↘ 6.90% 下落↘ 11.04% 下落↘
2011 01/03 12/30 10.82% 上昇↗ 11.82% 上昇↗ 14.88% 上昇↗
2010 08/09 12/31 7.16% 下落↘ 8.56% 下落↘ 12.20% 上昇↗

※補足説明: 設定日から去年12月末までの価格変動率(リスクとリターン)を年率で算出する。 目的は年間で平均的に価格変動率がある事を確認する。 条件は日足(営業日)の終値からヒストリカル・ボラティリティを算出する。 結果の変動率をそれぞれ判断基準 A、 B、 C とする。 日足の判断基準 A:10.76% / 年 週足の判断基準 B:10.59% / 年 月足の判断基準 C:11.42% / 年 価格の変動は日足より週足より月足の順で変動率は低下するところ、 月足が最も高い。 ※上記表の変化率 A、 B、 C 算出条件 ・変化率 A は日足(営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。 ・変化率 B は週足(週末の営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。 ・変化率 C は月足(月初の営業日)の終値と期間は1年間分のみを抽出し算出する。


【 特徴|配当率|騰落率|リスク|解説 】 Google AI 解説

 はじめに作成経緯を記載します。   解説用スライド資料はGoogleアプリの" NotebookLM "を使用して作成しています。  資料内の数値は四半期や年毎に変わりますので概算(おおまかな値)として考えて下さい。  また、米国の運用会社の商品ですので通貨は米ドルです。   GoogleのAIが資料を解析して自動でスライド資料を作成しています。  どのような事が出来るのかテストを兼ねて使用しています。  運用商品の詳細は運用会社や証券会社のHPに記載されていますので調べて下さい。

ELD:スライド資料

 Google AI 質問内容及び解説内容を示す。  A.質問内容①: 暴落からの回復局面で利益を最大化する為の戦略を提案してください。  Q.回答内容: ティッカーコード「ELD」(WisdomTree 新興国中期総合債券 ETF)に関する資料のみを厳選し、過去のデータ(表1〜表7)に基づいた運用戦略を提言いたします。 1. 金利感応度と「過去の再現性」解析 過去の金利上昇や市場の混乱局面において、ELDの価格は大きく影響を受けました。 下落局面の特定: 2022年、高値(30.31ドル)から 安値(23.94ドル)の騰落率は -21.01% でした。また、2020年のコロナショック時には、高値(35.98ドル)から 安値(27.36ドル)の騰落率は -23.95% を記録しました。 デュレーションの影響: 実効デュレーションが4.68年であるため、市場金利が1%低下した場合、理論上およそ4.68%の価格上昇が期待できます。 過去との類似性: 2007年から2010年にかけてのような高金利から低金利への移行期は、債券価格にとって強力な追い風となります。現在のELDの最終利回りは7.20%と極めて高く、2011年当時の平均年間分配金利回り(3.23%)を大幅に上回っています。この高い利回り水準は、金利サイクル転換時におけるキャピタルゲイン獲得のポテンシャルをさらに押し上げる要因になると分析します。 2. リスク・リターンの評価 ボラティリティ解析: 表7、2020年の日足変動率は18.78%と高騰しましたが、2025年には 11.26% まで低下し、落ち着きを見せています。 エントリータイミング: ボラティリティがピークアウトし、分配金利回り(2025年:5.37%)が安定している現在は、価格の底打ちを確認しつつインカムを確保する好機です。 3. アドバイス ① 3つの金利シナリオによる予測分析 パターンA(一気の大幅低下): 2007-2010年のように金利が劇的に低下した場合、4.68年のデュレーションを活かした最大級のキャピタルゲインが期待できます。 パターンB(正常化): 金利が緩やかに回帰する場合、5%台のインカム収益と安定した価格推移の両立を目指せます。 パターンC(高止まり): インフレが根強く高金利が続く場合、7.20%の高い最終利回り(再投資戦略)により、複利効果を最大化することが有効です。 ② 「金利低下を味方につける」戦略: 金利サイクルの転換を見据え、先進国資産とは異なる値動き(分散効果)を持つ本ETFをサテライトとして組み入れるべきです。現在は「守り」から、新興国の成長と金利低下の恩恵を狙う「攻め」へシフトするタイミングであり、定期的なリバランスによる比率調整を提言します。 ③ インカム収益の最大化: 現在の分配金利回り(5.37%〜5.80%)は過去の平均(4.00%)と比較しても魅力的な水準です。為替や地政学リスクによる変動を回避しつつインカムを確保するため、一括購入よりも全3回〜5回程度の分割購入により、取得単価の平準化を図ることを推奨します。 ④ ターゲット適合性の評価: 将来の金利低下による利益と、高いインカムの両方を求める投資家にとって、ELDは極めて合理的な選択肢となります。 インカム補填の計算: 2024年の年間騰落率は -9.34% でした。現在の純利回り(直近分配金利回り5.67% - 経費率0.55% = 5.12%)を考慮すると、約1.8年で価格下落分をインカム収益のみでカバー可能であり、投資家の心理的安心感を担保できる水準です。 トータルリターンの数値の罠 運用会社の資料では、再投資を前提とした高いトータルリターンが強調されますが、分配金が少額な場合、ETFの購入単価に届かず再投資が実行できない、あるいは購入手数料負けする実態があります。ある程度まとまった金額での運用が、効率性を高める要諦です。 結論: ELDは、新興国現地通貨建債券への分散投資を通じて、ポートフォリオの安定剤(分散効果)としての機能と、金利低下局面における潜在的な利益の源泉を兼ね備えた銘柄です。


 A.質問内容②:  「ボラティリティが想定を超えた場合の最大リスク(ワーストシナリオ)」について解説して下さい。  Q.回答内容: 1. 運用戦略への「反論」と「リスク」 ELDの「新興国現地通貨建て債券へのアクティブ運用による高利回り追求」戦略に対し、以下の欠点を指摘します。 二重のリスク露出: 本戦略は「金利リスク」に加え、新興国通貨の「為替リスク」をダイレクトに受けます。先進国債券と異なり、現地のインフレや政治不安が通貨安と債券安を同時に引き起こすため、分散効果が機能不全に陥るリスクがあります。 信用クオリティの妥協: 投資適格級が中心(約77%)とされていますが、逆説的に言えば 22.67%(BB格以下および無格付け)は投機的格付け です。最終利回り 7.20% という高水準は、これら低格付け債の信用リスクと引き換えに得られている数値であることを忘れてはなりません。 コストによるリターンの侵食: 経費率は 0.55% と、米国の総合債券ETF(AGGYの0.12%等)と比較して約4.5倍のコストがかかります。表6、平均年間成長率が直近4年間で -0.29% と低迷している主因の一つです。 2. ボラティリティが想定を超えた場合の最大リスク 価格変動率(ボラティリティ)が想定を超えた場合のワーストシナリオは、「グローバルな流動性危機に伴う新興国資産の一斉投げ売り」 です。 市場環境の想定: 2020年のコロナショック時のように、リスクオフの動きから米ドル独歩高が進み、新興国から資本が急激に流出する状況を想定します。 具体的数値による検証: 表7、2020年の日足変動率は 18.78% に達しました。この時、表4の年始価格からの最大騰落率は -23.95% を記録しています。 数値的ワーストケース: デュレーション 4.68年 に基づき、新興国の平均金利がさらに3%急騰し、同時に現地通貨が対ドルで10%減価した場合、理論上の損失は 20%〜30% を容易に超えます。2015年の年間騰落率 -17.07% や2022年の -13.64% を上回る資産毀損が現実味を帯びます。 3. 結論 ELDは「利回りの高さ」という魅力の裏側に、先進国債券とは比較にならないほど巨大なボラティリティと通貨下落リスク を内包しています。表7、日足判断基準(10.76%)は、あくまで平時の平均であり、有事の際にはその2倍近い変動が資産を直撃することを覚悟すべきサテライト資産です。 4. 備考 上記リスクを回避するためには、以下の補足アドバイスを検討してください。 「守りの資産」との組み合わせ: ポートフォリオの安定性を保つため、金利感応度が低く信用力の高い米国短期国債(02年:平均デュレーション約1.9年)をコア資産として併用し、全体のボラティリティを制御してください。 ボラティリティ・アラートの設定: 表7、日足判断基準が 15% を超えて上昇した場合は、異常事態と判断し、機械的な損切りやポジション縮小を実行するルールを徹底してください。 為替感応度の注視: 債券価格そのものよりも、投資先上位であるメキシコ(12.31%)やインドネシア(11.77%)の対ドル為替レートの推移を、先行指標として監視することを推奨します。


出  典: ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドのファクトシート及び運用報告書より。
注意事項: 最新でない場合があります、参考程度にご使用下さい。
本ウェブサイトに記載された情報に基づいて利用者がとった行動により、
利用者が何らかの損害を被ったとしても一切責任を負うものではありません。

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